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急性中耳炎

乳幼児や保育園に通園しているとなりやすい疾患です。中耳炎の重症度に応じて抗生剤を選択して加療します。時に重症化して鼓膜切開等の外科的加療を要することもあります。3歳未満で何度も罹患する場合には、漢方で免疫力を高める治療が効果的なようです。

大人でも罹患する疾患です。耳の痛みや耳閉感を感じたら受診をして下さい。

お仕事などで、飛行機に良く乗る方々も、航空性中耳炎という急性中耳炎になりやすいので注意が必要です。

みみあか

耳垢(みみあか)は、通常は自分やご両親が子供の耳の奥まで掃除する必要はありません。外耳には耳の入り口まで、みみあかを運び出すシステムがあります。しかし、これを竹製の耳かきなどで障害してしまい、感染をおこして、その場所で耳垢がたまることがあります。入り口の耳垢が審美的に気になるなら、入り口のみ入浴後に綿棒で軽く掃除のみして下さい。子供さんは3~6ヶ月でチェックさせて頂いてます。

アデノイド増殖症

アデノイドとは扁桃腺と同じリンパ組織で、鼻の奥に存在し、体に入ってくるウイルスや細菌と戦う場所です。5歳頃まではアデノイドは肥大していますので、そのために鼻閉やいびき・無呼吸症が生じたり、中耳炎になりやすくなります。

いびき・無呼吸症が重症の場合は、全身麻酔下の手術でアデノイド切除が必要になります。この場合は入院での治療になりますので総合病院に紹介いたします。

また滲出性中耳炎を繰りかえ時にも、必要に応じ、鼓膜に小さなチューブをしばらく留置する手術を行う際に、同時にアデノイドも切除する必要があることがあります。アデノイドは極小電子内視鏡で診察が可能ですので一度御相談下さい。

インフルエンザ・感冒

風邪(いわゆるカゼ)は、ウイルス性一過性上気道炎と定義されます。その中でも、一番感染力が強く、症状も激烈なのがインフルエンザです。

感冒は数百種類のウイルスにより発症し、すべてのウイルスに対する薬はありませんので、症状に応じたオーダーメイドの薬による対応が必要です。インフルエンザ迅速検査で判断し、陽性の場合は発症48時間以内なら抗ウイルス剤を使用します。発症から最低5日は登園登校禁止となります。大人には規則はないですが人に移さない心配りが必要となります。

急性副鼻腔炎

細菌やウイルスが原因で副鼻腔に炎症が生じている状態です。アレルギー性鼻炎や花粉症を未治療で放置した場合にもなってしまう場合があります。

膿性鼻汁、後鼻漏、頬部痛、熱や痛みが出ます。抗生剤や粘膜腫脹を抑える薬を使用し、場合によっては抗アレルギー剤も使用して炎症を抑えます。

通常は1〜2週間で改善しますが、長い方では2ヶ月前後治療にかかる場合があります。

アレルギー性鼻炎

ダニやダストによる通年性アレルギー性鼻炎のかたが多く、環境や季節の変化で症状が増悪します。また、子供さんの場合、旅行などで寝床が変わると増悪しやすいです。

抗アレルギー剤を内服することで、症状の出現や症状増悪を抑えることが可能です。

温度変化による血管運動性鼻炎も最近ではよく受診される疾患の一つですが、アレルギーではないので、この場合は点鼻薬などで対応していきます。

ダニやダストによる通年性アレルギー性鼻炎のかたが多く、環境や季節の変化で症状が増悪します。また、子供さんの場合、旅行などで寝床が変わると増悪しやすいです。

抗アレルギー剤を内服することで、症状の出現や症状増悪を抑えることが可能です。

温度変化による血管運動性鼻炎も最近ではよく受診される疾患の一つですが、アレルギーではないので、この場合は点鼻薬などで対応していきます。

慢性副鼻腔炎

急性副鼻腔炎の状態が完治せず、3ヶ月以上継続した場合を言います。以前はすぐに手術になっていましたが、近年はエリスロマイシン、クラリスロマイシンなどの抗生剤を少ない量で長めに飲む加療が主に行われています。(抗生剤としては作用しません)

カビや歯が原因の場合は、内服で改善させることが難しく、適切な治療ができる病院へ紹介させて頂きます。まれに、鼻できもの(腫瘍)で同様の症状を呈している場合もあります。

花粉症

スギやヒノキによる季節性アレルギー性鼻炎、花粉症は特に多い疾患です。

1月中旬から5月上旬まで症状が出ます。

また、温度の変化で症状が増悪します。

抗アレルギー剤や点鼻薬を飛散開始約1週前から内服し初期治療を開始し、症状の出現や症状増悪に合わせて薬を選択していきます。

この時期は、感冒やインフルエンザによる鼻症状もあり、判断が難しい事もあります。自己判断せずに、一度受診することをお勧めいたします。

好酸球性副鼻腔炎

成人で発症する難治性の副鼻腔炎です。

嗅覚障害、鼻閉、鼻茸、気管支喘息やアスピリン喘息も併発します。好酸球が鼻茸で増加するため、必要に応じて鼻茸を減量する手術が必要になることがあります。ただし、通常の副鼻腔炎のクラリスロマイシンなどは効果無く、内服ではステロイド剤のみ効果が見られます。好酸球性中耳炎も発症すると耳閉感や難聴も認めます。内服でコントロールが難しい場合は、専門的に適切な治療ができる病院へ紹介させて頂きます。

難聴&眩暈
メニエール病

メニエール病は難聴と耳鳴りとめまいが同時に、または時間をずらして症状が出現する病気です。めまい単独の場合も、聴力に異常が無いかチェックするために受診をお勧めします。

メニエール病の原因は、リンパ液の浮腫と言われています。基本的には、利尿剤の内服とめまい止めで治療しますが、症状が重篤で難聴も高度な場合には、ステロイドの内服や点滴治療が必要な場合があります。

季候や体調によって出現と改善を繰り返す事もあり、症状をみながら長く経過を見させていただいています。

難聴には原因は色々あり、診断を付けるために、難聴に気がついたら早めの受診をお勧めします。治せる病気であっても、時期を逃すと治療が難しくなることがあります。子供さんは滲出性中耳炎でも難聴になりますので、聞き返しが多いときは受診をお勧めします。難聴と耳鳴りとめまいが同時に、または時間をずらして症状が出現する病気にメニエール病があります。めまい単独の場合も、聴力に異常が無いかチェックするために受診をお勧めします。

急性扁桃炎・慢性扁桃炎
突発性難聴

突発性難聴には原因はまだ確定していませんが、突然に一側の耳が”いついつ時に聞こえなくなった”と自覚する疾患です。

”めまい”も感じている場合は難治性ですので、診断を付けるために、難聴に気がついたら早めの受診をお勧めします。治せる病気であっても、時期を逃すと治療が難しくなることがあります。外来でのステロイド内服加療で反応が悪い場合は、入院し点滴加療する必要があります。

難聴と耳鳴りとめまいが同時に、または時間をずらして症状が出現する病気にはメニエール病があります。突発性難聴とメニエール病の鑑別は難しい事が多く、めまい単独の場合も、聴力に異常が無いかチェックするために受診をお勧めします。

顔面神経麻痺

顔面神経麻痺はヘルペスウイルス感染症の再燃によるものと考えられています。

単純麻痺(ベル麻痺)の場合は、外来でのステロイド内服加療で改善することが多く、後遺症も残りにくいですが、聞こえや平衡感覚の神経にまで障害が及ぶ重度麻痺(ラムゼイ・ハント症候群)の場合は麻痺の改善率は低く、可能であれば入院加療をお勧めしています。

顔面神経麻痺は一側は一度しか罹患しないと考えられていますので、麻痺を繰り返す場合には、頭蓋内や他の部位に腫瘍などが無いかチェックが必要です。

扁桃炎の原因 は溶連菌やアデノウイルスなどによる急性炎症が多いです。炎症の治療法は原因や重症度に応じて、抗生剤や対処療法薬の選択し適切な期間加療します。溶連菌は何回もなってしまうことがありますので、きちんとした除菌が必要です。年間に3回以上炎症を繰り返しているような場合には、習慣性扁桃炎・慢性扁桃炎で、全身麻酔下に扁桃を摘出する手術が必要になります。この場合は入院での治療になりますので総合病院に紹介いたします。

いびき・睡眠時無呼吸症

いびきや無呼吸症は、子供と大人では原因が異なります。子供ではアデノイド増殖症や扁桃肥大が原因で、口呼吸やいびき・無呼吸症が生じる場合があります。 電子内視鏡を用いて診察を行い、原因を追求し、適切な加療を行います。

大人では、睡眠時無呼吸症の頻度が高く、内服薬での加療が困難でCPAP(マスクで気道に圧をかける装置)治療が必要の場合が多く、専門病院に紹介させていただきます。

いびきや無呼吸症は、子供と大人では原因が異なります。子供ではアデノイド増殖症や扁桃肥大が原因で、口呼吸やいびき・無呼吸症が生じる場合があります。 電子内視鏡を用いて診察を行い、原因を追求し、適切な加療を行います。

大人では、睡眠時無呼吸症の頻度が高く、内服薬での加療が困難でCPAP(マスクで気道に圧をかける装置)治療が必要の場合が多く、専門病院に紹介させていただきます。

頭頚部腫瘍

耳下腺、甲状腺、顎下腺の腫れや痛みはありませんか?リンパ節の腫れや痛みはないですか?顔面や頸部は、炎症でも腫脹する場所ですが、まれにでき物(いわゆる腫瘍)ができることがあります。

当院では、炎症や腫脹の原因を精査し追求します。重傷の炎症や腫瘍により、外科的な治療が必要であれば、各々の疾患の専門病院に紹介させて頂いております。それぞれの疾患の治療で実績のある先生をお勧めしています。

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