急性副鼻腔炎

細菌やウイルスが原因で副鼻腔に炎症が生じている状態です。アレルギー性鼻炎や花粉症を未治療で放置した場合にもなってしまう場合があります。

膿性鼻汁、後鼻漏、頬部痛、熱や痛みが出ます。抗生剤や粘膜腫脹を抑える薬を使用し、場合によっては抗アレルギー剤も使用して炎症を抑えます。

通常は1〜2週間で改善しますが、長い方では2ヶ月前後治療にかかる場合があります。

アレルギー性鼻炎

ダニやダストによる通年性アレルギー性鼻炎のかたが多く、環境や季節の変化で症状が増悪します。また、子供さんの場合、旅行などで寝床が変わると増悪しやすいです。

抗アレルギー剤を内服することで、症状の出現や症状増悪を抑えることが可能です。

温度変化による血管運動性鼻炎も最近ではよく受診される疾患の一つですが、アレルギーではないので、この場合は点鼻薬などで対応していきます。

慢性副鼻腔炎

急性副鼻腔炎の状態が完治せず、3ヶ月以上継続した場合を言います。以前はすぐに手術になっていましたが、近年はエリスロマイシン、クラリスロマイシンなどの抗生剤を少ない量で長めに飲む加療が主に行われています。(抗生剤としては作用しません)

カビや歯が原因の場合は、内服で改善させることが難しく、適切な治療ができる病院へ紹介させて頂きます。まれに、鼻できもの(腫瘍)で同様の症状を呈している場合もあります。

鼻・副鼻腔の疾患
花粉症

スギやヒノキによる季節性アレルギー性鼻炎、花粉症は特に多い疾患です。

1月中旬から5月上旬まで症状が出ます。

また、温度の変化で症状が増悪します。

抗アレルギー剤や点鼻薬を飛散開始約1週前から内服し初期治療を開始し、症状の出現や症状増悪に合わせて薬を選択していきます。

この時期は、感冒やインフルエンザによる鼻症状もあり、判断が難しい事もあります。自己判断せずに、一度受診することをお勧めいたします。

好酸球性副鼻腔炎

成人で発症する難治性の副鼻腔炎です。

嗅覚障害、鼻閉、鼻茸、気管支喘息やアスピリン喘息も併発します。好酸球が鼻茸で増加するため、必要に応じて鼻茸を減量する手術が必要になることがあります。ただし、通常の副鼻腔炎のクラリスロマイシンなどは効果無く、内服ではステロイド剤のみ効果が見られます。好酸球性中耳炎も発症すると耳閉感や難聴も認めます。内服でコントロールが難しい場合は、専門的に適切な治療ができる病院へ紹介させて頂きます。